復活ッ!! KATloco復活ッ!!!

無事に公式サポートと正規代理店のVROOM様のお陰で復旧できましたああああ!!

事の経緯はこうなります。

ファームウェアアップデート失敗(前回記事参照)

②とりあえず公式サポートにメール送信

ツイッターでくだを巻く

④VROOM様のツイッターアカウントより「状況を教えて下さい!」とリプライ

⑤DMにていくつかのやり取りを開始

⑥公式サポートより「リモート接続で作業させて頂きたく…」とメール返信

⑦やぶれかぶれでTeamViewerを入れてID/パスワードを公式サポートに送信

⑧とりあえずやることも無いのでゲームを始める だって明日以降メールが来るもんだと思ってたんだもん

⑨ゲーム中に突然のリモート接続によりゲームを強制的に終了させられる(俺のレアドロがああああ

リカバリープログラムを転送してもらう

⑪解凍し、実行

⑫とりあえず点滅状態からは復帰

⑬ペアセンサーの再実行

⑭完全に復旧!

多分1番気になるのが⑩〜⑭までだと思うのでそこをお話します。 ※他はツイッター上でRTしてる方が多くいたのでご存知でしょうから…

まず、接続して転送していただいたファイルがこちらのどこかにそのうち来るはず。 まあともかくそのファイルを実行して症状を改善して頂きました。

行った作業はこんな感じ

リカバリ用exeファイルの起動

②起動すると「腰(Waist)センサー」「足首(Ankle)センサー」のどちらですか?という質問が出るので選択(今回は足首) ※ただし表示は英語のみ

③USB接続待機になるので壊れたやつを接続する

④書き込み作業が始まって… ※ファームウェアのアップデートと同じくらい掛かる、約2分くらいか

⑤完了!

この時点では足首センサーはどちらもLが光っている状態*1でした。

さてここからKAT Gatewayに戻り、ペアセンサーを(サポート主導のもと)実行。

まずはレシーバーを認識、次に腰センサーを認識…

次に足首センサー…まずは(本来の)左足首センサーを認識させる…次に祈りながらもう一つの左足首(扱いになってる)センサーを接続すると…

なんと、自動で右足首センサーとして認識された!*2 結果、無事に復旧した!

公式サポートと正規代理店のVROOM様には感謝しても感謝しきれませんね。

その他の報告

また、ファームウェアのアップデートの結果なのか、PavlovVRをプレイした際に以前はプレイ時間に従って徐々に移動方向が傾いていたのがなくなり、長時間(と言ってもオフラインのキルハウスを2週回っただけだが)のプレイでもズレの心配が無くなった気がする。*3

ジャイロセンサーにはドリフトという角度が徐々にズレていく事象が発生するため補正処理が必要らしいが、それがファームウェアのアップデートで実装されたのだろうか。

それを考えると今は色々と使いにくくてもこれから先に期待ができますね。

個人的には機能拡張として一定以上速度の足の動きを検知したらタッチパッド/スティックの押し込むような判定が追加されるとVRFPS系でより便利そうですね。

※設定によっては足を動かしながらスティックを押し込まないとダッシュ出来なかったりするので

あと線形マッピング(アナログ入力)の感度の調整とかかな?

今は足を動かすとすぐに小から一気に最大値で入力になるのでゆっくり歩けるゆとりが欲しい。

その他、販売前の画像ではXinputのモードとかがあったのでそれでモニターのゲームに使えると意外と便利かもしれませんね。

私事

自分はKATlocoを購入して少し使ったときに「Viveトラッカーの代わりとしてはトラッキングが厳しいしVRC的にも使いにくいんじゃ…」と思ってたんですが、

ジャイロセンサーによる傾きを使えばVRC内で布団かぶって寝れる!*4という話を聞いて目からウロコが落ちました。

いやぁどんな世界にも天才の発想を持つ方っているんですねえ

*1:つまり、どちらも左足首用として機能している状態

*2:このことから恐らく足首センサーは個体によって左右どちらとして使用するのかが固定されているのではなく、汎用的に割り振りができるようだ。

*3:少なくとも腰の角度の認識通りに歩けてはいた

*4:LightHouseは赤外線を受信しないとロストしてしまう…だがKATlocoはジャイロセンサーによる処理だから布団で遮られても割となんとかなる可能性がある

KATloco壊しちゃいました

題名通りの内容でございます。

具体的には以下の手順をやらかした結果になります。

①KATlocoのファームウェアのアップデートを行う

②腰のファームウェアのアップデート

③右足首のファームウェアのアップデート

④(右足首センサーを付けたまま)左足首のファームウェアのアップデート

⑤慌てて右足首センサーを取り外す

⑥正しく左足首センサーのアップデート

この⑤がよろしくなかった。

どうもアップデート時にセンサーの左右の判断をしていないらしく、どちらのセンサーにも平等にアップデートを掛けてしまうらしい。

つまるところ「これは右足首用のセンサーですから左足首のファームウェアは入れられませんよ」という警告を行わずにアップデートしてしまう

※その結果、手元には不完全な左足首用のセンサーと左足首用のセンサーの2つ転がっている状態になった

実際、どうなっているかはこちらを参照。

慌てて再インストールを試みようとするもそもそもKAT Gatewayには認識されずお手上げ。

USB接続したところでそもそもファームウェアの再インストール方法が分からないため結局のところ手詰まりといったところ。

KAT Gatewayディレクトリ内を探しても、ファームウェアを入れるためのBatファイルなどはないようなのでサポートセンターにメールを送信し、その結果を待つしかない。

やっちまったなあ…という感じである。 皆さんも気をつけられたし。

傷ついたViveのレンズをコンパウンドで磨いてみた

実は自分のViveは右レンズにキズが付いており、右目側はほぼ役に立たないレベルでモノが見えなかった。

恐らく原因は昔Creedをやっていた際にスウェーをした際、「カッツン」という音とともにメガネのレンズにキズが付いたことがあるのでそれが原因と思われる。

適当に検索してみると「傷ついたOculus Riftのレンズをコンパウンドで磨いてみたよ~」という情報を発見した。

ということで実際に や っ て み た 。

使用したものはこれこれ

ポリマーも購入はしたが磨きキズがそれほど見えなかったため使用はしていない。

※R18要素は欠片もない画像だがアカウントの設定上表示されてしまう…

今までは右レンズはシステム画面を開いた状態のゲーム画面並みにザラザラでモノが見えなかったが、それが改善されまともに的を狙えるようになった。

無論、コンパウンドで磨く=レンズを削っているということなので画面が正しく映らなくなる可能性も出てくる。

実際、削ったせいなのかどうなのか分からないが右レンズの端っこでモノを見ると多少ボヤけてしまっている(ゲーム中にレンズの端まで見る機会はあまりないと思うが…)。

完全に鵜呑みにはせず、保証が切れたあとに「う~ん試しでやってみるかー」という感覚でやっていただきたく思う。

もし次ダメになったらGearVRを購入してレンズMODを試してみるつもり。

KAT locoの使用感について

今回はKAT locoを使って幾つかゲームを遊んでみたのでその使用感などをお伝えしていく。

なお、この評価はあくまで主観的なものであり他の使用者と意見の相違が発生する可能性があることを予めお伝えする。

なお、本デバイスはコントローラーの処理を模倣して動かす都合上、

ゲーム内で移動方向の基準をHMDにすると正しい方向にうまく動かなくなる可能性が高いということを明記しておく。

※個人差や相性もあるので一概には言えませんが

またセンサーの相性と自分の足の動かし方が悪いのか、微妙に変な方向にズレて動き始めるケースがあったことも予めお伝えしておく。

つまり、それくらいジャイロセンサーの感度が高いということです

Pavlov VR

ストアページはこちら

KAT loco公式サイトにて対応済みと表明しているゲームの1つ。

面倒な設定なしに足を動かすことで移動が可能。

設定としてはIndexコントローラーならサムスティック(Press)、

Viveコントローラーならタッチパッド(Press)にロコモーションを設定しておくのがおすすめ。

こうすることで銃を前に構えれば自動で歩きに変わり、構えなければダッシュ移動でうまく動き回ることができる。

微妙な位置調整はコントローラー、おおまかな移動はKAT locoで使い分けることでかなり運動してます感が出せる。

Blade and Sorcery

ストアページはこちら

KAT loco公式サイトにて対応済みと表明しているゲームの1つ。

このゲームについてはダッシュするには前に移動しながら腕を振る動作を要求されるためかなり相性がいい部類のゲーム。

無論、剣戟時に足をバタバタ動かして防いだり突きを入れたりするわけにはいかないのでそういうときは流石にコントローラー側での操作を要求されるが…

だが敵に向かってクレイモアを上に構えて走って動けるのは楽しい。

RunVR

ストアページはこちら

KAT loco公式サイトでは特に何も明記されていない(公式では非対応)のゲームの1つ。

このゲームはトリガーを引きながらコントローラーを前後に振ることで前進できるタイプのゲームである。

一応KAT Gatewayのロコモーションコントロールにトリガーの項目があったのでコレを使用してみたのだが…

どうもトリガーやグリップの場合、前に移動を検知するとトリガーやグリップを引くだけで終わるのである。

つまるところ、足をどれだけ動かしてもツール上ではコントローラーのボタンを押し込んでいるだけで終わってしまう。

じゃあどうやって移動するかと言うと…足をバタバタ動かしてトリガーを押し込んでもらっている間にコントローラーを振るのである。

そもそも酔いにくいように腕を振って動く仕様になっているのでこれでは意味がない…

その他デバイス側への意見

・センサーの感度が高すぎて移動方向のズレがそこそこ激しい(私の身体の動かし方の問題でもある)

・その割に足踏みの判定が若干厳し目(感度調整は出来るが…)

・Linear mappingをTrueにしてもあまりアナログ入力感を感じない

→ギュンッとした止まり方はしないが歩き→走りまでの段階はかなり短めに感じる

・トリガー及びグリップの入力関連がどうにか…ならないよなあ

画面について

メイン画面

今の各センサーのトラッキング情報を表示する画面。

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画面に写っているものを全て解説すると…

1.Headset Direction

ヘッドセットが(横に)どの角度を向いているかを表示している。

この角度は恐らくSteamVRで設定したルームスケールの方向を0としている?

キャリブレーションボタンを押下すると0に戻るので おそらくキャリブレーション時の角度を0としている可能性が高い

2.Waist Direction

エストセンサーがどの角度を向いているかを表示している。

まっすぐ向いてヘッドセットの角度と角度が5度未満であれば概ね問題ない(と勝手に考えている)。

3.Left Ankle

左足のセンサーの角度を示す。

こちらは縦横両方が表示されている。

4.Right Ankle

右足のセンサーの角度を示す。

こちらも縦横両方が表示されている。

5.MODE

現在、どのモードで起動しているのかを画面に表示する。

SteamVRを起動していない状態ならばinSteam Globalと表示されると思われる。

6.Controller Option

バイスによる操作設定の変更を行うボタン。

後ほど詳細に説明を行う。

7.Locomotion Modes

移動操作についての設定を行う。

こちらも後ほど詳細に説明を行う。

8.Waist Sensor Initial Calibration

エストセンサーのキャリブレーションを行う。

既に説明済みなので割愛する。

9.Configuration Library

ゲームごとの設定の管理を行うための画面を開く。

必然性を感じないので今回は割愛させていただく。

10.Recommended Games

KAT Gatewayがオススメしているゲーム(設定済みのゲーム)の一覧が表示される。

SteamVRで所持していないゲームも表示されるので注意。

11.System

言語設定及びSteamVRにインストールした設定アプリの再インストールが行える。

なにか不具合があったときに入れ直す際にどうぞ。

12.Device Manager

各デバイスの充電状況などの確認が行える。

センサーのペアリングのやり直しはここにある[Pair Sensors]から行う必要がある。

Controller Option

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・Forward movement sensitibity

本デバイスでは足を上下に動かすことでエストセンサーの角度を軸にして前に進めるので、それの感度を調整する。

高くしすぎるとちょっと足をバタつかせるだけでスイスイ前に進んでしまうのでそこそこの感度が大事。

・Lateral movement

横方向に移動する際のタイプ、及び本機能を使用しないかの選択が可能。

足の置き方については公式サポートページの[Installation and first use video of KAT loco]が詳しいので英語アレルギーでも是非参照すべき。

・Backward movement

後ろに下がる機能を使用するか、しないかを設定する。

ちなみにサイドステップとこのバックステップはどちらもデジタルな挙動である点に注意。

※足の配置によってアナログな感じで移動速度を変えられたりはしない模様

・Cruise mode

カカトをつけながら足を前に出すことで自動で前に進む機能を使用するかしないかを選択可能。

個人的にはわざわざコレを使うならコントローラーのタッチパッドなどで移動したほうが足が楽な気がするのでオフでもいいと思う。

・Independent head and body direction

頭と胴体で角度を独立して認識させられるらしい…が今のところちょっとオン・オフの違いが分かっていない。

Locomotion Modes

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・Mapping mode

Turbo設定がいわゆる『設定済み』の設定の呼び出し。

恐らく意識して変更することはないのではないか…と思う。

・Linear mapping

足踏みによる前進時にアナログ認識をするかしないかを設定する。

Trueのほうが現実っぽく低速→高速という感じで動き始められる。

ただデバイスのセンサーの感度次第で足がいきなり早くなったり遅くなったりするのでこの設定には個人差が出てくるかも。

・Mapping controller

左手のコントローラーと右手のコントローラーのどちらを模倣して処理するかを設定する。

大体のゲームは利き手と逆の腕にプレイヤーキャラのスライド移動処理が組み込まれているのでそのように設定しよう。

・Direction datum

足踏みなどで移動処理を行う際、本デバイスHMDの角度のどちらを使用して移動処理を行うかを設定する。

例えばコントローラーならば腰につけたウェストセンサーを用いて算出された軸を使用して前進や後退などを行い、

HMDにすれば向いている方向を軸に移動処理を行う。

正直この辺の設定は把握がかなり面倒

・Locomotion control

移動操作がどの設定に割り当てられているのかを設定するもの。

タッチパッド、サムスティック(Oculus TouchやIndexコントローラー用)、トリガー、グリップボタンの4種類が存在する。

※正確にはタッチパッドとサムスティックは押し込んだ場合のパターンも存在するので計6種類

Indexコントローラーなどに対応してないゲームであればタッチパッドで設定すれば問題なく作動するはず。

・Mapping speed

正体不明の設定項目。

KAT locoの設定について

次は設定について説明していく。

概要

KAT locoは周辺機器だけでは動作せず、公式のサポートページで取得できる、 KAT Gatewayというソフトが必ず必要になる。 これは公式マニュアルに「この機器を使用するにあたってこのソフトウェアを必ず入れてね」と書いてあるので見逃さないこと。

※残念ながら日本の代理店側でマニュアルの翻訳などは一切行っていないため  これらの情報は全て英語である

KAT loco本体及びKAT Gatewayのインストールが完了したら次に進もう。

KAT Gateway起動の道のり

やることは

1.KAT Gatewayを起動してUSBドングルをUSBポートに接続する

2.ウエストセンサーをUSBポートに接続

3.足首用センサーをUSBポートに接続

以上の3つの作業を行うことでKAT Gatewayが起動するようになる。

以下はKAT Gatewayの画面。

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設定アプリ

その後

KAT Gatewayが起動したら次は [Waist Sensor Initial Calibration]のボタンを押下してウエストセンサーの補正を行う。

コレを行わないとウエストセンサーが正常に機能しない(つまり、役に立たない)ため絶対に行う必要がある。

エストセンサーを画面の指示に従って、

センサーを一回転させる→45度ずつ傾けながらキャリブレーションボタン(中央がボタンになっている)を押下する。

以上の作業を一周するまで繰り返した後、 腰につけた上でゆっくりと3回転くらいその場で回ればキャリブレーションは完全に終了する。

このゆっくりとが非常に重要で、トリプルアクセルさながらにグルグル回るとキャリブレーションが先に進まないため注意が必要。

このキャリブレーションが完了すれば本格的にKAT loco使用の準備が整ったことになる。

KAT locoのざっくりとした説明

Twitterで展開するには色々と手間が掛かるのでこちらで。

ということで今回、無事に入手できたこちらの KAT locoについて説明も交えて色々レビューしていきたい。

KAT locoとはざっくり説明すれば(上記リンクを見ればすぐに分かるのだが) 腰に1つ、足には2つ装着して コントローラーの代わりとして動作できるトラッカーである。

この機器にはジャイロセンサーと(おそらくは)加速度センサーが仕込まれており、 この2つのセンサーで装着者の動きを検知しコントローラーとして動作させることが可能となっている。

この機器のポイントとしてはあくまでコントローラーのエミュレータとして動作させているため(KAT loco公式サイトでそれ用のツールをDLする)、 KAT loco公式では非対応のソフトでも容易に動作させることが可能な点が挙げられる。 無論、コントローラーのエミュレータではあるが

・左手のコントローラーは左を指していて

・右手のコントローラーは右を指している

以上のような状態でもちゃんと前に歩くことが可能だ。

※ツールによって3つ目のコントローラーとして認識させている?  ただし、SteamVR上では表示されない

難点として挙げられるのは個人的に期待していたViveトラッカーとして使えるのか、という点。

これは残念ながら5個にしないとおそらくは不可能と思われる(設定アプリも確認したがそれらしき項目は見つからない)。

というのもこの機器はあくまでUSBドングルにジャイロセンサーなどで検知した傾きや速度を送信しているだけのため、

ViveトラッカーのようにLightHouseによって位置を常にスキャンされているわけではない

つまるところ、腰と足首の2つでは太もも辺りの角度がスキャンできないためかフルボディトラッキングはできないようだ。